看護課

看護課へ


いつ優しく 時には厳しく

明るい笑顔で励んでいます

安心・納得の治療が受けられるように

質問や疑問・不安は持ち帰らず

何でも遠慮なく聞いてくださいね





今回は万が一けがをしてしまった場合の応急手当の方法です   


スポーツ活動で起こるけがには、大きく分けると二通りあります。

スポーツ外傷例)骨折、捻挫など

突発的で、大きな力が加わって起こるけがです。


スポーツ障害例)疲労骨折、骨端症、腱鞘炎など

スポーツを続けているうちに、高い頻度で局所にストレスが加わることで起こるけがです。

いわゆる「使いすぎ」です。


まず①のスポーツ外傷の応急手当(学校や家庭で出来る手当て)について、基本となる4つの要点を説明します。


【RICE(ライス)】

R=Rest 安静(固定)

患部を動かさないことで悪化を防ぐことができます。


I=Ice 冷却

内出血と神経の興奮を抑えて、痛みを軽くします。

保冷剤や氷のうで冷やしましょう。

冷やしすぎによる「しもやけ症状」に注意しましょう。


C=Compression 圧迫

内出血と腫れを最小限に抑えます。包帯や三角巾などで患部を適度な強さで締めます。

締めすぎによる神経の圧迫や、血流の障害に注意しましょう。


E=Elevation 挙上

患部を心臓より高くすることにより、内出血や腫れを抑えて、痛みを軽くします。


日本人の私たちには、「あ・れ・やっ・た」

(あ=圧迫 れ=冷却 やっ=休む た=高く)

のような日本語の方が馴染みやすく、覚えやすいかもしれませんね。


ただし、意識障害や心肺停止など

全身状態に関わる状態が同時に見られるときは、

救命処置が最優先です。


また、傷口が開き出血が伴う場合も、

傷口の洗浄と止血を優先させてください。


②のスポーツ障害は、無理をせず、

体の痛みと相談しながら患部を休ませることが

一番の治療になります。

休む期間は、障害の程度によって個人差があります。


万が一けがをしてしまった時に、自己判所による処置だけで終わらせてしまうと、

けがの後遺症に悩むことになるかもしれません。


けがの程度を確認するためにも、お気軽に当院へご相談ください




各課の紹介はこちら

リハビリテーション課
受付・医事課