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〒356-0004 埼玉県ふじみ野市上福岡1-5-28 武井ビル1階
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いつも優しく、時には厳しく、明るい笑顔で励んでいます。
安心・納得の治療が受けられるように、
質問や疑問・不安は持ち帰らず、
何でも遠慮なく聞いてくださいね。
今回は
万が一けがをしてしまった場合の
応急手当の方法です
スポーツ活動で起こるけがには、大きく分けると二通りあります。
①スポーツ外傷 例)骨折、捻挫など
突発的で、大きな力が加わって起こるけがです。
②スポーツ障害 例)疲労骨折、骨端症、腱鞘炎など
スポーツを続けているうちに、
高い頻度で局所にストレスが加わることで起こるけがです。
いわゆる「使いすぎ」です。
まず①のスポーツ外傷の応急手当(学校や家庭で出来る手当て)について、
基本となる4つの要点を説明します。
【RICE(ライス)】
R=Rest 安静(固定)
患部を動かさないことで悪化を防ぐことができます。
I=Ice 冷却
内出血と神経の興奮を抑えて、痛みを軽くします。
保冷剤や氷のうで冷やしましょう。
冷やしすぎによる「しもやけ症状」に注意しましょう。
C=Compression 圧迫
内出血と腫れを最小限に抑えます。包帯や三角巾などで患部を適度な強さで締めます。
締めすぎによる神経の圧迫や、血流の障害に注意しましょう。
E=Elevation 挙上
患部を心臓より高くすることにより、内出血や腫れを抑えて、痛みを軽くします。
日本人の私たちには、「あ・れ・やっ・た」
(あ=圧迫 れ=冷却 やっ=休む た=高く)
のような日本語のほうが馴染みやすく、覚えやすいかもしれませんね。
ただし、意識障害や心肺停止など
全身状態に関わる状態が同時に見られるときは、
救命処置が最優先です。
また、傷口が開き出血が伴う場合も、
傷口の洗浄と止血を優先させてください。
②のスポーツ障害は、無理をせず、
体の痛みと相談しながら患部を休ませることが
一番の治療になります。
休む期間は、障害の程度によって個人差があります。
万が一けがをしてしまった時に、自己判断による処置だけで終わらせてしまうと、
けがの後遺症に悩むことになるかもしれません。
けがの程度を確認するためにも、
お気軽に当院へご相談ください。